組織沿革
全国宝石卸商協同組合の活動
■ 宝石の輸入自由化運動
戦後、宝石類の自由な輸入の途が全く閉ざされたままの状況が続いていた。
昭和32(1957)年から通産省軽工業局へ陳情を繰り返し、自由化の運動をした。
昭和36(1961)年8月に宝石の輸入が完全に自由化された。
■ 物品税対策運動
昭和28(1953)年宝石類の物品税が創設され、税率は20％、免税点は1,500円となった。それ以後永年にわたって物品税対策運動を展開し、昭和48(1973)年に税率が15％に引き下げになり、昭和56(1981)年には免税点が37,500円に引き上げになった。
その後、消費税の導入に伴い物品税は廃止された。
■ 誕生石の発表
昭和33(1958)年 誕生石を発表（ 1月ガーネット、2月アメシスト、3月アクアマリン・珊瑚、4月ダイヤモンド、5月エメラルド・翡翠、6月真珠・ムーンストーン、7月ルビー、8月ペリドット、9月サファイヤ、10月オパール、11月トパーズ、12月トルコ石）とした。
■ 周年記念式典の開催
昭和55(1980)年3月、組合創立25周年記念式典を開催した。以後、創立30周年、創立35周年、創立40周年、創立45周年、創立50周年、創立55周年の記念式典を開催してきた。
そして平成24(2012)年11月に創立60周年記念式典を盛大に挙行した。
■ 美宝新聞の発行
組合員に組合の活動状況や内外の業界の情報を伝えるために、昭和44(1969)年1月、美宝新聞を創刊した。
50号記念に懸賞論文を募集し、100号記念に「横顔拝見」「リレー随想」総集を発行し、平成22(2010)年1月、第138号を発行し現在に至っている。
■ 組合員実態調査
組合員の組織、資本金、社員数、年商、業態、商品回転率、粗利益率、商品保険、年金対策、将来の見通し、現在かかえている問題点の各項目の実態調査を、昭和51(1976)年以来5年毎に行っている。
■ ジャパン・ジュエリーフェアに共同出展
平成18(2006)年8月、第14回ジャパン・ジュエリーフェア（JJF）に
全国宝石卸商協同組合パビリオンを組合員13社が共同出展した。
JJFには、19ヶ国、451社が出展しており、新しい取引先との
商談や取引が活発に行われて、ビジネスチャンスが拡大した。
また、組合の特徴をアピールし、組合員の連帯感を強化できた。
以来、毎年出展している。
■ 宝石の鑑定事業
平成15(2003)年4月より、「宝石の鑑定」事業を開始し、以来、東京国税局、警視庁、裁判所、弁護士、保険会社等から鑑定評価や相談に応じている。
■ 誕生石の改訂
年表
| 1952年（昭和27年） | 東京美術倶楽部において創立総会「全国宝石商協同組合」として発足。 中央区日本橋人形町に組合事務所開設。 組合員数：112名。 |
| 1957年（昭和32年） | ダイヤモンドの輸入許可を当局に陳情。 |
| 1958年（昭和33年） | 誕生石を日本で初めて発表。 |
| 1961年（昭和36年） | 宝石輸入自由化。 国有ダイヤモンド鑑定に協力。 |
| 1963年（昭和38年） | 組合員総数273名。 |
| 1964年（昭和39年） | 東京オリンピックメダル配布。 |
| 1965年（昭和40年） | 組合事務所を中央区明石町に移転。 |
| 1966年（昭和41年） | 「全国宝石卸商協同組合」に名称変更。 国有ダイヤモンド鑑定に協力。 国有ダイヤモンド第１回販売開始。 |
| 1967年（昭和42年） | 全日本宝石協会発足に協力。 |
| 1968年（昭和43年） | 永年勤続従業員および高齢組合員表彰。 |
| 1969年（昭和44年） | 組合機関誌『美宝新聞』第１号発刊。 第１種物品販売業者証明制度発足。 |
| 1971年（昭和46年） | 札幌オリンピックメダル配布。 |
| 1972年（昭和47年） | 永年勤続従業員および高齢組合員表彰。 日本宝石鑑定協会発足に協力。 |
| 1974年（昭和49年） | 東京美宝会館増築完成。 |
| 1976年（昭和51年） | 第１回組合員実態調査実施。 |
| 1977年（昭和52年） | 山梨支部誕生。 |
| 1978年（昭和53年） | 全国宝飾資料館オープン。 |
| 1979年（昭和54年） | 『美宝新聞』発刊50号。 |
| 1980年（昭和55年） | 『美宝新聞』創刊50号記念懸賞論文募集。 組合創立25周年記念創作品チャリティーコンクール開催。 |
| 1981年（昭和56年） | 永年勤続従業員および高齢組合員表彰。 |
| 1982年（昭和57年） | 組合統一様式 委託契約書、委託伝票完成。 |
| 1983年（昭和58年） | 組合創立30周年記念式典開催。 創作品コンクール開催。 |
| 1987年（昭和62年） | 組合創立35周年記念式典開催。 |
| 1988年（昭和63年） | 第１回関東支部チャリティーゴルフ大会開催。 ユニセフに募金開始。 |
| 1989年（平成元年） | 山梨支部関東支部併合。 関東支部青年部発足。 |
| 1990年（平成2年） | 組合情報FAX「かわらＶＡＮ」発行。 |
| 1992年（平成4年） | 組合創立40周年記念式典開催。『全国宝石40年の軌跡』出版。 |
| 1994年（平成6年） | 組合機関誌『美宝新聞』100号発刊。 ダイヤモンド取引所開設に協力。 |
| 2002年（平成14年） | 組合創立50周年記念式典開催。 組合事務所を中央区明石町より千代田区神田佐久間町へ移転。 |
| 2006年（平成18年） | ジャパン・ジュエリー・フェア（JJF）に共同出展。 |
| 2007年（平成19年） | 組合創立55周年記念式典開催。 |
| 2010年（平成22年） | HP開設。 |
| 2012年（平成24年） | 組合創立60周年記念式典開催。 |
歴代理事長
| 1952年（昭和27年） | 初代理事長 | 古川 伊三郎氏 | 就任 |
| 1957年（昭和32年） | 第2代理事長 | 角谷 栄蔵氏 | 就任 |
| 1961年（昭和36年） | 第3代理事長 | 巽 忠春氏 | 就任 |
| 1966年（昭和41年） | 第4代理事長 | 大平 吉蔵氏 | 就任 |
| 1971年（昭和46年） | 第5代理事長 | 岩澤 正三氏 | 就任 |
| 1972年（昭和47年） | 第6代理事長 | 今西 信一氏 | 就任 |
| 1979年（昭和54年） | 第7代理事長 | 黒沢 為重氏 | 就任 |
| 1981年（昭和56年） | 第8代理事長 | 西本 一幸氏 | 就任 |
| 1985年（昭和60年） | 第9代理事長 | 松井 厳司氏 | 就任 |
| 1990年（平成2年） | 第10代理事長 | 伊東 善一郎氏 | 就任 |
| 1993年（平成5年） | 第11代理事長 | 加藤 英高氏 | 就任 |
| 1994年（平成6年） | 第12代理事長 | 茅野 和司氏 | 就任 |
| 1999年（平成11年） | 第13代理事長 | 川崎 正一氏 | 就任 |
| 2001年（平成13年） | 第14代理事長 | 岩澤 広元氏 | 就任 |
| 2003年（平成15年） | 第15代理事長 | 今西 信裕氏 | 就任 |
| 2005年（平成17年） | 第16代理事長 | 水渓 明志氏 | 就任 |
| 2009年（平成21年） | 第17代理事長 | 桐谷 佳雄氏 | 就任 |
| 2011年（平成23年） | 第18代理事長 | 平松 金三氏 | 就任 |
| 2013年（平成25年） | 第19代理事長 | 中川 政照氏 | 就任 |
| 2017年（平成29年） | 第20代理事長 | 堀野 博之氏 | 就任 |
| 2019年（令和元年） | 第21代理事長 | 渡辺 幸春氏 | 就任 |